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2006/06/01

高濃度カテキン茶

 今週号の週刊朝日(2006/5/30発売)に、「高濃度カテキン含有茶の注意」という小さな記事。

 緑茶に含まれるカテキンが、脂肪低減効果があるとして、高濃度のカテキン成分を含むペットボトルお茶が「特保」として販売されています。「特保」取得していないまでも、カテキン含有という茶飲料やサプリメントをよくみかけます。代表的なものが、花王のヘルシア。すいぶん価格は高目で、当初はコンビニだけの限定販売で、若い人たちによく売れていたようです。カテキンが脂肪低減に有効で、有害性はないということは、特保取得のデータで示されているようですが。カテキンそのものの有害性ではなく、高濃度カテキンの苦みを抑えるために、大量に添加されている「β-シクロ-デキストリン」の安全性が問題ではないかという発表が、今年の薬学会で発表されたという記事です。

 高濃度カテキンは、多分安い茶葉からカテキン成分を抽出しているのでしょうが、これだけ高濃度のカテキンだと、苦くて飲用に適さない。そこで食品添加物である「β-シクロ-デキストリン」を大量に添加して、苦みを抑えているようです。花王のサイトには、具体的な添加物名の記載はありませんが。

●花王のサイト
http://www.kao.co.jp/rd/eiyo/about-cat/cat05.html

甘味、こくの成分(糖類やアミノ酸類)はそのままに、カフェイン、有機酸類、高分子成分などの苦み・渋み成分のみを選択的に取り除く抽出技術を検討しました。その結果、茶カテキンを高濃度に維持したまま、苦み、渋みを抑える新抽出方法を開発しました

・「話題のカテキンはダイエット効果があるの?」
http://www.supplerank.com/onai_contents/31.html

 「β-シクロ-デキストリン」は、天然の素材(デンプン)から作られる、いわゆる繊維質であり、血糖値の上昇をゆるやかにするということで、サプリメントなどにも、よく使われている物です。食物繊維含有のサプリメントなどで使われているのは、多分このデキストリンでしょう。もし、「β-シクロ-デキストリン」の安全性が問題になれば、市販されているサプリメントにも影響が及ぶ。

 カテキンが体にいいのなら、適度にお茶を飲めばいいので、抽出した高濃度カテキンという発想がダメだと思います。因みに、カテキンは、当然のことながら、高い緑茶よりは、安い番茶に多く含まれています。カテキンなどを考えると番茶、嗜好(味や香り、旨味)を取るなら緑茶という使い分けが必要ですね。

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コメント

β-シクロ-デキストリンについて、週刊金曜日(6/2発売)に記事。「国際的な基準の倍もの量が含まれてる。腎障害の報告も」。一般的には、繊維質以外に、オリゴ糖という形でも含有されているかもしれません。

投稿: oryza | 2006/06/03 20:44

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