« blog検討比較-2 | トップページ | blog検討比較-3 »

2006/06/04

沖縄はもはや長寿県とは言えない

 長寿県だと言われてきた沖縄が、もはや長寿県ではないという記事を、最近続けて週刊誌で見ました。少し前の週刊朝日の、鎌田實さんのコラム、週刊文春の小さな記事。
 去年の神戸新聞記事にも、「女性は依然一位だが、男性は一挙に26位にまで転落」とありますね。
2005/05/08の神戸新聞

要因としては、生活習慣病の高進による死亡や自殺などの影響が挙げられる。沖縄の長寿を支えてきたのは、伝統の食習慣とされる。それが徐々に崩れ、中年より下の年代に欧風化が進む。
 人口に占める百歳以上の比率「百寿率」はなお断然トップで、伝統食を大切にする高齢者と、欧風化が著しい中年層以下という対照的な構図が読み取れる。
 一方、長野は逆に男女とも長寿県で、しかも一人当たり医療費が少ないと。県あげての地域医療の成果。長野で永年地域医療に携わってきた鎌田さんも、記事の中で沖縄の将来を憂えている。
 中年層以下の世代の肥満、肉食偏重、野菜類を食べないという食生活の変化が著しいようです。確かに、沖縄のお菓子でも油で揚げて砂糖をまぶしたものが多く、カロリー多そう。ニガウリやヘチマなどを食べる沖縄の伝統的な食事は、もはや高齢者だけの珍しい食事。米軍基地の食文化の影響ですね。ファストフード店、外食店、コンビニの人口比率が異様に高い。米軍の影響でハンバーガー店の出店率も高いし、サイズもでかい。一番のご馳走はやっぱり肉。TVの番組で、ケンタッキーフライドチキン日本の戦略取り上げていましたが、日本の県で一年中一番よくチキンを食べるのは、実は沖縄。家族揃ってのハレの日のごちそうは、もはや伝統料理ではなく、チキン。何か寄り合いがある度にチキン。今に始まったのではなく、永年の食習慣の変化の積み重ねの結果ですね。 
 かつては長寿村として有名だった山梨県ゆずりはら村が、短命に変わりつつある姿を、暮らしぶりや食生活の変遷を通して調べた、小守医師の調査がありますが、食生活の急激な変遷は、人間の健康や長寿に大きな影響与えるのだろうな。
 沖縄の長寿問題を取りあげた本に、「沖縄が長寿でなくなる日」(岩波書店)。

|

« blog検討比較-2 | トップページ | blog検討比較-3 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 沖縄はもはや長寿県とは言えない:

« blog検討比較-2 | トップページ | blog検討比較-3 »